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アカデミー賞効果で映画館のテンヤワンヤが今も続いている。「おくりびと」はその後も興収が伸び続けていて……。
「先週で興収が46億円を記録し、今週でついに50億円を突破するとみられています。最終的には60億円の線が見えてきて、爆発的な興行になっています」(興行関係者)
しかし、劇場は大混乱中。普段は映画を見たりしない中高年や老人で賑わうのは大歓迎だが、シネコンのシステムを理解していないことでドタバタが起きている。
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「任天堂のWiiへのソフト供給に対する不満」というタイトルのブログを書いたのは、kentworldさんという男性。アクセスが殺到し、2009年3月11日の「アメブロランキング」のジャンルランキング(漫画・アニメ・ゲーム)で7位になった。それほど新作の少なさが注目されているのだ。
ブログには、
「今までの任天堂だったら年末には何かガッツリ遊べるゲームを自社で出していただけに、どうしてもこのラインナップには納得がいきません」
と書かれている。08年10月から発売したソフトのうち、新作と呼べるのは2作にすぎず、他は過去に出したゲームの移植。「何でここまで手を抜いているの?」と疑問を呈し、このままではコアユーザーが任天堂離れを起こしかねない、と警鐘を鳴らしている。
「Wii」は現在、国内で累計750万台以上普及。ライバルの「PS3」(プレイステーションスリー)を3倍近く上回り、新型ゲーム機として圧倒的なシェアだ。ソフトメーカーとしても世界トップで、「スーパーマリオ」「ドンキーコング」「ゼルダ」などの大ヒットシリーズを持っている。かつて山内溥元社長が他のゲームソフトメーカーに対し、任天堂ゲーム機のソフトを作りたかったら、勝手につくればいい、とし、
「うちは、うちで作るソフトだけでやっていけるから」
と話したのは有名だ。それだけ任天堂のソフトはクオリティーが高く、面白いものが多いということなのだろう。ファンはいつも新作ソフトを心待ちにしていた。
今回のブログには166のコメントが寄せられていて、
「携帯ゲーム機メインで遊んでいるのでWiiのラインナップは気にしてなかったですが、この記事を読みまして『確かに!』と思いました」
「もう少しテンポ良く出してもらわないと 他ハードに客を取られてしまうと思います」
など、ブログの見方に賛同する意見が多い。中には携帯用ゲーム機「DS」の方が好調のため、そちらに力を注いでいる結果なのでは、と考えている人もいる。
新作が少なすぎるという意見に対し、任天堂広報は
「今までは任天堂のソフトが多すぎる、任天堂が主導しすぎる、などの批判があったのに、新作が少ない、と言われるのは初めてではないか」
と驚いている。同社の「DS」新作ソフトが目立つのは、「Wii」に比べ開発期間が短く、数多く作れるためなのだという。同社の新作が少なくなっている「Wii」は、サードパーティー(ゲームソフト供給メーカー)の人気作が続々とリリースされ、スポーツ・健康をテーマにした「Wii Fit」などもロングランを記録、ハード、ソフトとも好調な売れ行きは変わっていない、としている。
それではこの春から新作が続々と登場するのかどうか、J-CASTニュースが聞いてみたが、
「新作については時期が来なければ公表できませんし、(ファンの)期待を煽るのもよくありません」
ということだった。
●ドタバタの1番起用も効果なし
不振とか不調とか、そういうレベルの話じゃないんじゃないか。
5日に開幕したWBC1次ラウンド。日本は中国を4―0で下して初陣を飾ったが、東京ドームには試合後も重苦しい空気が充満した。
日本代表が放った安打はわずかに5本。格下の中国打線と同数で、三回に村田が打った2点本塁打を除けば、あとの点数はすべて相手のミスでもらったものだった。
「きょうは投手陣で取った勝利。もう少し打線がね、(点が)入っていないといけませんね。硬さがあったのは、これが国際試合というものなんでしょう。結果という形でいえば、いい形で勝てたのは素晴らしい」
四回以降はたった1安打という貧打に、原監督のコメントはいつも以上に空回り。もちろん、その顔に笑みはなかった。
評論家の堀本律雄氏がこう言う。
「失礼ながら、中国はコールド勝ちしてもおかしくない相手。投手のレベルも低く、大勝して一気に勢いに乗りたいところだった。ところが、日本代表打線にまったく元気がない。特に1番のイチロー。中国の投手陣相手に5打数無安打という結果以上に内容が悪い。下半身に粘りがなく、右の足を上げて打ちにいく際に腰が開いてしまっているのが気になる。下半身が安定しないから、ミートのポイントが一定しない。深刻ですよ」
まったくだ。宮崎合宿での巨人との練習試合を含め、この中国戦の前までの実戦6試合でイチローの成績は23打数3安打の打率.130。よもやの不振に、当初の3番起用の原構想は見直しを余儀なくされ、直前に1番起用が決まるなど、打線全体が振り回された。
それでも、代表内には「強化試合といっても、本番とはやはり緊張感が違う。開幕すれば、本来の姿を取り戻す。ましてや、初戦の相手は中国。悪くても1本、2本のヒットは出る。ヒットが出れば変わりますよ」との楽観論もあった。
だが、イチローのバットからはこの日も快音が聞かれず、まさかまさかの5打数無安打。登板した中国の4投手はいずれも真っすぐのスピードが140キロに満たず、変化球も制球力も並以下だった。そんな投手にタイミングを外され、フォームを崩された。5度の打席のうち3度は走者を置いた場面。1本でもヒットが出ていればガラリと展開が変わったはずだった。
「打線を活気づかせるはずの1番打者がこんな調子では、打線全体が勢いを失ってしまう。イチローが調子を取り戻さなければ、このあとも貧打は続きますよ」(堀本氏)
復調を待つといってもしかし、もう、WBCは開幕してしまった。イチローは親しい関係者に「実戦も打ち込みも足りない」と漏らしていたそうだが、調整に充てる時間はもうないのだ。
●「焦り?焦るってどういう感じなんだろう」
ネット裏に集まったメジャー球団のスカウトからは、こんな声まで聞かれた。ナ・リーグのある極東担当スカウトがこう言うのである。
「イチローは昨年、8年連続200安打の偉業を達成した。しかし、メジャーのスカウトはみな、彼の衰えを指摘しています。以前と変わらぬ成績こそ残していますが、体のキレというか、スピードが明らかに落ちています。盗塁の1歩目にそれが表れていて、瞬発力に陰りが見える。今の打撃の状態は、テークバックからインパクトまでに間(ま)がなく、上半身が先行してしまっている。タメがないのは、下半身の力に問題がある。今の状態は不振では片付けられないということです」
試合後のイチローは、打てないうえにドーピング検査の対象となって拘束され、「へこみましたねぇ。流れが悪い。もどかしい? もちろん。その気持ちがなかったら、野球やめます。焦り? 焦る!? 焦るってどんな感じなんだろう。ドーピングでオシッコが出なければ、焦りますよ。でも、そういうものではない。(質問者に)その単語を使っていることに焦ってほしいですね」と、とげとげしい応対で強がった。
そんなイチローも今年で36歳になる。ストイックに肉体を鍛え、体調を管理しても、スピードや筋力、体力の低下はなかなか食い止められない。不振が長引いたり、崩れたフォームの修正がすぐに利かないのは、そういうことに原因があるのかもしれない。メジャーのスカウトの指摘は、そういうことだろう。
「最強チームで、WBC連覇に臨む」
これが、イチローの考えだ。どんなに不調が続いても、恐らく原監督にこのスーパースターを先発から外す覚悟はない。試合後、篠塚打撃コーチも「打順は変えないと思う」と言っていた。
合宿初日からハイテンションでパフォーマンスを演じてきたイチロー。自らが、最強チームの足かせになっているのであれば、潔く身を引くのもひとつの手だろう。